〜永井真理子と餃子と驚愕の宿、そして時空を超えた青春の再会〜
ー風が頬を撫でる季節、空気にほんのり切なさが混じり始めた頃ー
私は、人生のリセットボタンを押すかのように、2泊3日の東京ツアーへと旅立った。目的はただひとつ。いや、唯一無二の使命と言っても過言ではない──永井真理子さんのライブに魂を捧げること!
あの頃の自分を呼び起こす歌声に、今この瞬間、全身で浸りたかったのだ。青春の残像を追いかける、壮年のロマンがここに始まる!
ー 初日:遅れてきた東京、そして時空の宿へー
本来なら夕方5時には東京に降り立ち、余裕の表情で「ふふん」と鼻を鳴らしていたはずだった。だが、旅とは常にドラマの舞台。スカイマークの遅延という名の伏兵が現れ、到着はまさかの1時間半遅れ。東京駅に降り立った瞬間、空はすでに夜の帳を下ろし、私の心も少しだけ沈んだ──が、ここからが本番だった!
宿はなんと、1964年東京オリンピックの選手村を活用した施設!
歴史の重みと昭和の香りが漂うその空間に、1泊5680円(税込)という破格で泊まれるとは
東京の常識を根底から揺るがす衝撃価格!思わず「マジかよ東京!」と叫びそうになった。
部屋に入った瞬間、脳裏に蘇るのは、かつて泊まった青年少年自然の家。あの頃の無垢な自分と、今の自分が時空を超えて握手したような気がした。
ー夜の宴:餃子とビールと、価格破壊の衝撃ー
腹が鳴る。いや、魂が餃子を求めて叫んでいた。宿の近くにあった「餃子の王将」へと吸い込まれるように入店。焼き餃子の香ばしさ、ジャストサイズの酢豚の甘酸っぱさ、そして生ビール3杯の喉越し──まさに三位一体の至福。
「ごっくんこ(笑)」では済まされない。これはもう、口福の嵐だった!
そして、ふと向かいの店に目をやると──「ビール290円」の文字が目に飛び込んできた!
東京でこの価格!?
思わず「びっくりくりくり栗之助!」と叫び、周囲の視線を一身に浴びる。
だが、そんなことはどうでもいい。これはもはや、価格革命の現場だったのだ。
ー二日目:心震える瞬間、そして時を超える歌声ー
いよいよライブ当日。朝からそわそわ、緊張モリモリ(笑)
心拍数は軽く120を超えていたと思う。会場までの道のりを、なぜか歩いてしまった。いや、歩かずにはいられなかった。
途中で通った皇居が、まるで映画のワンシーンのように美しく、心を浄化してくれた。
会場は三井ホール──それは、東京の喧騒を一瞬で忘れさせる魔法の空間。まるで都会のど真ん中に突如現れた異世界のゲート。エレベーターの扉が開いた瞬間、そこはもう別次元。空気が違う。音が違う。心拍数が違う!
そして、永井真理子さんがステージに現れた瞬間──空気が震えた。いや、空間が震えた。いやいや、時空がねじれた!
彼女の歌声がホールに響いたその刹那、56歳の私の中に眠っていた21歳の自分が、バリバリに目を覚ましたのだ。ステージの向こうから、あの頃の自分が「おい、久しぶり!」と手を振ってきたような感覚。これはもう、音楽による合法的タイムトラベル。パスポートも不要、年齢制限もなし!
そして来た、「23歳」この曲には、もう、魂レベルで思い入れがある。21歳の頃、毎日聴いていた。朝も昼も夜も、風呂でもトイレでも聴いていた。あの頃の自分のBGMだった。
今、56歳になった私がその曲を聴いて、脳内スクリーンに映し出されたのは、あの頃の恋、あの頃の夢、そしてあの頃の髪の毛の量──全部、昨日のことのように鮮明だった!
「56歳の曲も聞きたいもんだ(笑)」と心の中でつぶやきながら、涙腺がじわり。いや、じわりどころか、決壊寸前。青春は終わっていない。形を変えて、今もこの胸の中で、ちゃっかり居座っているのだ。
そして──握手会!
永井真理子さんと、ついに直接対面!少しだけ話せた。いや、話したというより、魂が交信したと言っても過言ではない。彼女の笑顔は、もう、太陽。いや、太陽より眩しい。
「綺麗で最高でした」なんて言葉では足りない。あれはもう、奇跡だった。人生のハイライトだった。スマホのカレンダーに「奇跡の日」として登録したいレベル!
ー最終日:余韻とともに帰路へー
旅の終わりは、いつも少し切ない。だが、今回は違った。餃子の味も、ビールの価格も、そして永井真理子さんの歌声も──すべてが心に刻まれ、人生の宝物となった。
東京は、ただの都市ではない。記憶と感情が交差する、おっさんの冒険舞台だったのだ
旅とは、非日常の中に日常の幸せを見つける魔法。
そしてこの「東京おっさんツアー」は、笑いと涙と驚きに満ちた、最高の人生リフレッシュだった!
そして今日も御飯もりもりごっくん!
最高の一日に感激です!(^^♪