小学校5年生からのサイクイリング生活! サイクルスポーツを買い続けて早44年! 面白くてやめられないのだ!
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  • (小説風)もうすぐ秋です四王寺

    いつものしょうもない記事を
    小説風に書き直してみました(笑)

    秋の空気がほんのり冷たくなり始めたある祝日の朝、グレッグは少し湿った舗道に自転車のタイヤを滑らせながら微笑んだ。
    空はまだ鉛色に包まれ、昨夜の雨の余韻が辺りをしっとりと濡らしている。
    だけど、時計の針が10時を指した頃、雲は静かに裂け、優しい陽光がグレッグの顔をなでた。


    「今日は、俺の日だ。」


    彼はいつもの四王寺ヒルクライムへ向かってペダルを踏み出した。
    距離40キロのおっさん向けのちょうどいい挑戦に、心はすでに高鳴っている。
    鼻歌が自然と漏れ出し、チャペル・ローンの「ホット・ツー・ゴー」が風に乗って響いた。


    西鉄「桜並木駅」のあたりでは、ラーメンを楽しみにしていた小学生の男の子の嘆き声が聞こえた。
    閉まった店先に落胆しながらも、グレッグの心にはひそかな笑いがこみあげた。
    子供がそんなクセのあるラーメンを食べるのかと思うと、不思議な親近感が湧いてきたのだ。



    やがて、追い風に背中を押されるまま、彼のスピードは30km/hを超えた。
    軽やかな風が彼の首からかけたタオルを揺らし、太宰府天満宮の参道は思いのほか静かだった。人影はまばらで、かつての喧騒が嘘のようだ。



    いよいよヒルクライムのスタート地点にたどり着くと、体はすでに熱を帯びていた。

    汗が額から滴り落ち、雑草が道を覆い尽くす様は自然の無秩序さと彼の挑戦の強さを象徴しているようだった。
    視界が狭まった坂道を見上げ、彼は深呼吸しながら足を踏み込んだ。



    一歩一歩、汗とともに過ぎゆく時間を感じながら、頂上でのご褒美は甘く冷たいサイダー。炭酸の泡が喉を駆け抜け、疲れを癒した。



    下り坂の宇美側に目をやると、いつもの風景が優しく迎えてくれた。
    道端に咲く可憐なツユ草に目を止め、思わず笑みがこぼれた。
    そんな小さな美しさに気づく自分の感性が愛おしく、そして何より「かわいい」と思ったのは、頭の中で微笑む妻の姿だった。


    「な〜んちゃって(笑)」



    長い年月、19歳から続くこの場所への愛着と、自分の人生の軌跡が交差する中、グレッグは固く決意した。

    「まだまだ走り続けるぞ。」

    秋の風が彼の背中を押し、もりもり食べて、もりもり走る最高の一日が静かに幕を閉じた(笑)

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