2015年10月15日(木)
毎日天気が良くて最高!
今の時期は、通勤ライド最高ですね!
さてタイトルの「ツールド三陸サイクリング大会」
2015年10月11日(日)
第4回目の「ツールド三陸サイクリング大会」当日!
前日とは打って変わっての曇り空!
今にも雨が落ちてきそうな天気だった!
宿を後にして大会の会場、陸前高田市役所を目指します!
気仙沼市から会場までの道を走っていると、周りの道路の周囲は
造成している土地ばかりで何もなかった・・・
震災から4年たつけど復興なんてまだまだ出来てないと思った!
会場につくと想像していたのとは全く違って賑やかな感じ!
今年やっとアスファルトで舗装されたらしくとても綺麗だった。
こんなところにJRの駅?と思ったがバスのターミナルだった!
津波で線路が流されてしまい、その線路があったところを舗装して
バスのレーンとして使っていると知った。
参加者は1500名と、想像を超えた賑わいだった!
この日11日は震災の月命日で、参加者全員腕章を付けて走った。
走り始めは他の自転車大会とは違いはしゃぐ気分にはなれなかった・・・
今回の大会はレースではなくて、12名のグループで走るサイクリングでグループ毎にスタートして間をおいてゆっくりと走るので、グループの人とすぐに打ち解けることができた!
走りながら地元の人から復興の状況などを聞くことも出来た。
写真をみてもらうと分かると思うけど、昔町があったところは更地になって造成工事をしていた。
大きな木や店、もちろん民家なんて全く無かった。
あるのは雑草だけ・・・
スタート後高台にある会場から坂を下り海岸線に出て少し走ったら、慰霊碑があった・・・
それを見たら涙があふれ出てきた・・・
この陸前高田市では津波で1700名もの方が亡くなっている。
涙が出た理由は、亡くなった方々の無念さを思うのと同時に、自分達が生かされてサイクリングさせてもらっている!
こんな幸せな自分がある事にすべてに感謝せずにいられない気持ちになった。
骨組みだけになった建物が残されていた・・・
泣いたのはここまでで、後は最高!
ボランティアの方々は笑顔が素敵でとても優しかった!
あご髭が素敵なこんな面白い方にも巡り合え楽しかった!
そして驚いたのはエイドステーションでの食事!!
おやき美味しかった~
そしてこれ!
ぶりんぶりんの牡蛎!
こちらの地方では、蒸して食べるそうでメッチャ旨かった!
そしてやっぱ一番驚いたのはグループで走ってる中に
サラリーマンスーパーライダーの「中村仁」さんがいた事だ!
20年くらい前の雑誌サイクルスポーツによく登場していた!
すっごい気さくな人でめちゃ話も面白かった!
60歳を超えてるのに今でも現役レーサー
滅茶苦茶速かった!
そして牡蛎棚をバックに一緒に写ってもらった!
今は、自転車屋の店長をやってるようだ!
今回走った健脚マウンテンコースは山あり谷ありで、
晴れてたら最高の景色だったと思う。
そしてゴールして完走証をゲッツ!
それからイベント盛りだくさん!
松本加奈さんのコンサートに片山右京さんらのトークショー
陸前高田を盛り上げてくれた!
2012年から実施されてるこの大会、1回目から参加してると町の復興状況がよく分かると言っていた!
初めて参加した僕は復興はまだまだだと思っていたが、
1回目の大会は道路は舗装されておらず、ひびだらけで散々な状態だったようだ!
そして大会も無事終わりどうしても行きたかった場所へ・・・
前方に見える橋は土砂を運搬するための
ベルコンベアが入ってる橋で「希望の架け橋」というそうだ!
そしてこの道を進んでいくと・・・
奇跡の1本松が見えてきた!
近くに寄って建物を見ると津波の恐ろしさが伝わってきた
そして陸前高田を後にした・・・
ツールド三陸サイクリング大会
来年も機会あれば参加したいと思う大会だった!
最後に僕はこれに一番感激した!
缶詰!
1個130円で会場で売っていたのは高校生!
陸前高田高等学校、海洋システム科で作ったそうだ!
笑顔で爽やかに対応してくれる高校生に涙が出ちゃった!
震災があった時は多分12~14歳・・・
一番多感な頃に・・・
こんな爽やかに明るく対応してくれるなんて・・・
いろいろ考えたら泣けてきた!!
今日この缶詰を食べながらビールで一杯やってます。
とても美味しいです!
ありがとうございます。
(^◇^)
福島の原発に関する報道で忘れていないつもりでしたが、、。
改めて震災の爪痕の深さを突きつけられた思いです。
グレッグさんの人柄も伝わってくる記事でした。
ツールド三陸走ってみたいなと感じている私です。